全国と比較すると、住民構成は若めでまた高学歴の人が多いストックホルムでは、左党と環境党を支持する人が多く、極右のスウェーデン民主党を支持する人は全国平均の半分にも満たない1割以下だ、とダーゲンス・ニュヘテルが最新の世論調査結果から伝えている。
「もしも今日、地方自治体の選挙があれば、どの党に投票しますか?」を問う調査で、2018年の選挙時から一番支持率を伸ばしているのは左党で、5.1%増えて全体で18%。左党は全国では大体10%超の支持率なので、スウェーデン民主党と同様、こちらも全国平均と比較して、ずいぶん差がある。
ストックホルムは現在、穏健党、自由党、中央党、キリスト教民主党と一緒に環境党が入った右より連立政権になっているが、来年の選挙では環境党の態度表明によっては、左より連立政権に戻る可能性もでてきた。今回の調査では社会民主党と左党の支持を合計すると42%で、環境党は少し減らしたがそれでも8%の支持率がある(こちらも全国平均と比べると倍程度)。
来年の総選挙まで9ヶ月。これからずっとこんな報道が続きそう。
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