swelog ニュースで語るスウェーデン

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国が独占で酒を売るとどれくらい売れるのか?

学校も終わり、気温も上がり、夏休みシーズン感の盛り上がるスウェーデン。

夏には酒量が増す人が増えるが、スヴェンスカダーグブラーデット(SvD)がスウェーデンで一番売れているお酒のリストを掲載していた。この国ではお酒は国営の種類販売店のシステムボラーゲット、略してシステーメットでしか買えない(度数の低いビールを除く)。

BOX入り赤ワイン

ワインをガバガバ飲みたい人が愛用する3リットルのボックス入りのワインで一番売れているのはイタリアのIl Barone Rosseで、昨年は250万リットル!がスウェーデンで消費された。3リットルボックス換算でで83万3000個となる。

Il Barone Rosso, 2021 | Systembolaget

価格を確認してみたらこの3リットル入りのボックスで179クローナ(約2500円)と超お手頃価格。

BOX入り白ワイン

白のボックス入りワインはスペインのCastillo de Gredosで、こちらは240万リットル売れた。

Castillo de Gredos White wine | Systembolaget

ボトル入り赤ワイン

ボトル入りの赤ワインでは昨年49万本(34万5000リットル)売れたイタリアのTommasi Graticcio Appassionatoがトップだ。このワインは1本105クローナなので、スウェーデン人は昨年このワインに合計5000万クローナ(約6億7500万円)費やしたことになる。

Tommasi Graticcio Appassionato 2019 | Systembolaget

ボトル入り白ワイン

赤では圧倒的にイタリアワインが人気だが、白のボトル入りワインでは、なぜかニュージーランドのワインが人気で、トップは37万3000リットルを売ったStoneleigh Sauvignon Blanc。

Stoneleigh Sauvignon Blanc, 2021 | Systembolaget

特筆すべきは、ボトル入りワインの2位には1本59クローナ(約800円)の安いワインが入っているが、この1位のワインは1本115クローナ(約1600円)である点。SvDによると、スウェーデン人はより価格の高いワインを選ぶようになってきているらしい。

スパークリングワイン

スパークリング系は長い間イタリアのプロセッコがトップを走っていたが、昨年はスペインのカヴァ、Julià & Navinès Cava Semi Secoが99万3000リットルを売って1位になった。量から見て日常的に飲まれているのは圧倒的にカヴァとプロセッコで、シャンパンは10位以内にも1本もなく、まだまだ特別な時の飲み物のようだ。

Julià & Navinès Cava Organic Semi Seco | Systembolaget

このカヴァは価格が手頃なオーガニック。オーガニックスパークリングがトップになっているのはいい感じだ。

ビール

最後に、最近IPAだDIPAだAPAだと種類が増えてどれを選んだらいいのやら、すごいことになっている(ように感じるのは私がビールを飲まないからか?)ビール売り場だが、今も売上のトップは、1965年からのベストセラーを誇るNorrland Guld。

Norrland Guld

どれくらい売れているかというと、500ml缶が2100万缶以上、330mlは2800万缶以上と、合計で1980万リットルが 昨年スウェーデンの人々の体に吸い込まれていったそう。ちなみに2位に2020年9月に発売されたばかりのEy’Broだそうで、これはやはり安さで売れているのかな?(5%で330ml缶で8.40クローナ・約120円)

Ey'Bro | Systembolaget

スウェーデンで売られているお酒は、このシステーメットによる大量買付のおかげもあるのか、日本と比べると同等の質では安めと感じることが多いけど、どうぞくれぐれも飲みすぎたりされませぬよう。

スウェーデンで一番売れているワインー意外なワインも(SvD)

© Hiromi Blomberg 2022