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変わるヘルシンキのヴァンター空港

ストックホルムのアーランダ空港の長蛇の列のことばかり書くのに疲れたのか、スウェーデンのメディアが北欧隣国の空港の状況を詳しく取り上げている。昨日はノルウェーのオスロ空港について書いている記事を紹介したが、今日はフィンランドのヘルシンキの空港の記事を取り上げよう。

フィンランドでも学校の夏休みが始まって、先週の金曜日は記録的な乗客数となったヘルシンキのヴァンター空港。にも関わらず、行列は比較的スムーズに進んだ。その理由の一つは春に導入した8台の新しいセキュリティスキャン機器にある。

病院での検査で使われるCTスキャンと同じ技術を使ったこのセキュリティスキャン装置では、パソコンや液体物をカバンから取り出す必要がなくなった(ただし液体物はこれまで通りまとめてビニールの小袋に入れて置く必要はある)。

スキャンはコンピュータ断層撮影を行い、中央管理室にある確認用モニターに3D画像で表示される。これにより、ベルトコンベアーの横で警備員がモニターを見ながら内容を確認する必要もなくなった。

同様の3Dセキュリティスキャン装置はアメリカの空港や、ヨーロッパではロンドンのヒースロー空港やアムステルダムのスキポール空港でも採用が始まっている。しかしながらこれらの空港に加え、ドイツのデュッセルドルフやハノーバーの空港などでもこの夏ヨーロッパ各地の空港は、どこも大混雑が見込まれれている。

他の空港の名誉(?)のために付け加えておくと、ヘルシンキの空港は規模がとても小さい。さらにはウクライナでの戦争とコロナの影響で、フィンエアーは今のところ多くのアジア行きの便を制限しているのも行列ができてない一因。2022年5月の旅客数はストックホルムのアーランダ空港が260万人だったの比べて、ヘルシンキのヴァンター空港では120万人だった。

1952年に開催された夏季オリンピックのために建設されたヘルシンキの空港は、今年で開港70周年を迎える。ちなみにこの年はフィンランドで初めてコカ・コーラが売り出された年でもあり、フィンランド人として初めてArmi Kuuselaさんがミスユニバースで優勝した年なのだとか。古い第1ターミナルは6月末で閉鎖され、7月以降はすべてのターミナルがよりまとめられた形になる。

そして、この最新式のスキャン装置はアーランダ空港でも来年の5月から採用される予定なのだそうだけど、それにしてもどんどん飛行機で夏休みにお出かけになられるみなさん、「飛び恥」って言葉とか、すっかりお忘れになられましたでしょうか?

新しい技術でヘルシンキの空港は行列の待ち時間を短縮(ダーゲンス・ニュヘテル)

© Hiromi Blomberg 2022