フェンエアーは乗客の体重データを集めている数少ない航空会社の一つで、5年に一度データを集めており今年は2月と4月、5月、ヘルシンキのヴァンター空港から出発するいくつかの便で乗客の体重を測っている。
乗客はこの要請に応じるかどうかは自由だが、体重データは航空機のバランスを計算するために集められており、他にも詰め込まれる貨物や燃料、提供される飲食料の重量データと共に当局に提出される。フィンエアーが将来的に体重別チケット価格を設定しようとしているとかではない。
当局に提出されるデータには乗客の体重に加えて手荷物の重量、年齢、性別と搭乗クラスは記録されているが、氏名や予約番号には紐づけられておらず匿名性が保たれている。
ヨーロッパのほとんどの航空会社は実際に体重を測定するかわりにEASA(EU航空安全機関)が定めた標準体重を使って申告しているそうだが、フェンエアーは独自データを使うことでより正確なデータを集めることができると考えている。
私の素人考えによると、フィンエアーは中国や韓国、日本といったアジア方面への便をガンガン飛ばしているので、おそらくヨーロッパの体重データを使っても誤差が大きすぎるのではないかと思われる(ほんまかいな?)
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このニュースを読んで、昔々(20年近く前?)デンマークの貨物輸送大手のマースクが運営していた旅客向け航空会社があって、これが一時期エコノミーとかビジネスではなく、S、M、Lとか座席のサイズ別の料金体系を取り入れていたことを思い出した。その後まもなくこの航空会社はなくなってしまったのだけど。
190センチを超える身長の私の夫がまだヨーロッパ内でも飛行機に乗っていた頃、もうここしか残ってなかったとかいって無理やりSサイズ席に座ろうとして、膝がつかえて一ミリも動けないまま目的地に着いたという話を思い出した。その頃はまだ彼も若かったのか、エコノミー症候群とかにならなくてよかったよ。