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第三次世界大戦は実はもう始まっている?

というタイトルのアフトンブラーデットの記事は、1937年7月7月の日本の中国侵攻への言及から始まる。ロシアの侵攻による今回のウクライナでの戦争で、プーチンはヒトラーと比べられることが多いが、実はプーチンがやっていることは、第二次世界大戦の前に日本がやっていたこととよく似ているという分析だ。1937年7月7日は「日中戦争」の発端となった盧溝橋事件が起こった日として、私たちも歴史の授業で習った。

ウクライナでの戦争が始まる何年も前からロシアは近隣諸国との紛争を起こしていたのに、地域紛争であるされ他の大国は直接介入することはなかった。この状況が日本が中国に侵攻した当時の状況と似ているという比較をリネー大学のハンス・ヘーゲルダール歴史学教授が解説している。

今のウクライナでの戦争が世界大戦ではないように、日本が中国で仕掛けた戦争も世界大戦とは捉えられていなかった。1931年に日本が満州国を建設したことは、ロシアがクリミアやドンバスでとった行動とそれほどかけ離れているわけではないし、今もたいした戦略もなく、無計画な攻撃という面でもこの2国の行動の間には類似点がある。紛争は始まったが、どうやって終わるのかよくわからないという点でも、今のロシアと当時の日本は似通っており、最悪の場合、ウクライナの戦争は世界大戦へと波及する可能性も否定できない。第二次世界大戦は1939年9月1日にドイツがポーランドに侵攻した時に始まったのではなく、1937年7月7日に既に始まっていたのだ、という指摘だ。

記事はさらに、今の中国と台湾の「地域」内でのできごとが世界大戦へと広がる可能性、中国とアメリカの対立が今後拡大する可能性についても、いろんな学者の話を引用しながら書かれているのだけれど、あれ、この記事、北朝鮮への言及はない。

みんなが大変だ大変だどうにかしなければと思ってなんとか危機を回避したところで、北朝鮮が『博士の異常な愛情』のようなことをして世界が終わってしまう可能性もある。この映画、たしかこんな曲で終わっていたなぁ。

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第三次世界大戦は既に始まっているという兆し。大国が大国に宣戦布告したのに誰も気がついていない(アフトンブラーデット)

© Hiromi Blomberg 2022