一週間前までは気象上の「夏」が続いていたと思ったら、急に全国各地で大雪になっているスウェーデン。日曜から月曜の朝にかけて、ストックホルムを中心とした地域で、大雪の中雷がなるという珍しい現象が起きた。これは「サンダースノー」と呼ばれるもので、空気中に多くのエネルギーがある時に起こる。
今、上空にはとても冷たい空気が流れ込んで来ているが、沿岸の海水は比較的暖かいままで、この温度差により、降雪したり雷がなったりするのだそう。雪が降ると音がすべて吸い込まれるような静寂さが出現するが、そこで鳴る雷、どんな音がしたのかな?(うちの地方では鳴ってません)。下のリンク記事にはその様子が少しわかるビデオがアップされている。
霜薔薇(フロストローズ)という、数千の霜でできたバラが出現したのはキルナ郊外、ケブネカイセ山脈近くのパイタスイェルビ湖。これは氷点下20度の時に氷の表面にできるもので、氷の下から小さな水滴が氷面に上がってきて、この水滴が水蒸気となったものが凍ると、氷の上に花が咲いたようになるというもの。
(画像・スウェーデン気象庁のサイトよりIskristaller, snöstjärnor, snöflingor och frostrosor | SMHI Foto Martin Gräntz)
この氷の花の結晶がどの様に成長するかは、気温や湿度に影響されるが、晴天の中、冷えていて風が弱いという条件が整わないといけない。こちらもリンクから動画でもみれるので、ぜひどうぞ。きれいなぁ。