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専門的なニュースメディアにお金を払う傾向が高まる

スウェーデンのメディア接触習慣に関する統計「メディアバロメーター」の2021年の調査結果によると、スウェーデンでのニュースの消費量は増え、特に専門的なニュースメディアへの接触量が増えている。

フェイスブックなどのSNS経由でニュースを入手していた傾向は下降気味で、専門的な信頼できるニュースメディアからお金を払ってニュースを入手する傾向が強まった。

調査に関わった研究者は、2020年のコロナの大波が少し落ち着いてニュースへの接触量は減るかと思われたが、2021年も引き続き高い水準のままで、特に質の高いニュースメディアへの接触が増えたことを喜びとともに受けっていると話す。

1979年から文化庁からの依頼でヨーテボリ大学のNordicom研究所が続けているこの大規模なメディア接触状況調査は、今年も9歳から85歳まで無作為で選ばれた6000人から回答を集めて実施された。

2021年に一番よく使われたニュースメディアは公共放送のSVTで、53%の人が利用していると回答した。また69%の人が新聞からニュースを入手していると回答したが、その大半は新聞のデジタル版の購読者で、また半数近くの家庭が紙やデジタル版の新聞購読契約をしていることもわかった。

記事では2022年に入ってからのニュース消費傾向にも触れており、ウクライナでの戦争の影響か、特にのSVTと民放のTV4の視聴の増加傾向がはっきりしている。質の高いニュース映像を戦地からも送り続ける両局は、SVTは国民個々人が払う公共料金税で、TV4は広告収入で成り立っており、今のところそれ以外の追加料金なしに視聴することができる。

私はスウェーデンに来てから10年以上もほとんどスウェーデンのニュースなんて気にしないでのんきで平和に暮らしていたものだけど、毎日ニュースに目を通すようになりこのブログを書き始めたのは、気候危機と極右政党のスウェーデン民主党が存在感をましてきた2018年の統一選挙前の夏からだ。

またニュースなんてまったく気にしない以前ののんきな生活を送る日々に戻れたりするのだろうか? いや、それはきっとないな。

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危機の時代に増えるニュースの消費量・SVTとTV4がトップ(SVT)

© Hiromi Blomberg 2022