土曜日の早朝、SVTのニュースサイトを覗いてみると、トップニュースは50代の男性の射殺事件、3つ目にはマルメで銃撃事件があり10代の若者4人が負傷したというニュース。そしてそれらに挟まれて2つ目に掲載されているのは、英国で30年ぶりに炭鉱が開設されることを現地から伝えるニュースだ。
様々な再生可能エネルギーへの移行が進められている英国だが、他国から石炭を輸入するよりもサステナブルだとして、ホワイトヘイブンにこれまでにない近代的な炭鉱が作られることになった。この炭鉱は数カ月後に工事が始まり2年後に操業開始の予定だとある。
しかし、英国でも政府がこの鉱山再開にGOサインを出したことに対して環境NGO「地球の友」が政府を訴えている。一方、地元では昔炭鉱で賑わったこの土地に産業が戻ってくることを歓迎する声も高く、鉱山は500人の新規雇用をもたらすと考えられている、と記事は続く。
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これらのニュースの後にはウクライナの戦争のニュースがあり、明るい話は少しもないのだけれど、今週はアクティビストのニュースをたくさん取り上げたこともあり「市民的不服従」に関してずっと考えていた。
火曜日にはポリタスに佐久間裕美子さんと江守正多さんが出演している回を見て、その中で江守さんが「Youtubeで探してもらうと、僕がでている動画がたくさんあると思うので興味を持たれた方はぜひ」と勧めてくれたので、改めていろいろみて見た。
3.5%の人が変われば世界は変わる、ということは以前から耳にしていたが、それを分煙がなぜ進んだかという話で説明したり、世界が変わることを綱引きに例えて話している江守さんのつくばでのTEDの動画は見たことがなかったので、見ているうちになんだかまた力が湧いてきた。
江守さんて、私がこのブログでもよく取り上げているヨハン・ロックストロームみたいな人だな、と思ったのだけど、スウェーデンにも日本にも、ヨハンや江守さんのような人がいてよかった。残念ながらヨハンは最近はずいぶん悲観的で元気がないような気がするのだけれど、江守さんは(まだ?)元気そうだった😅
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冒頭の写真は、昨日仕事を終えて、夫と一杯飲んでから家に戻る?と、久しぶりに金曜日の夕方街にでたら、ちょうど気候危機マーチに出発しようとしている人たちに出くわしたので写真を取らせてもらったもの。私も写真撮ったり、そのことについて書いているだけじゃだめだな! 家に帰るとすぐ、お正月に日本に行った時に買ったけどまだ読んでいなかった、現杉並区区長、岸本聡子さんの本を読み始めた。なかなかいい週末のスタートでは?