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個人間カーシェアリングアプリGoMore

読んでしまえば、あ、そうか! なぜ今までもっと成長していなかったのか?と思ったけど、記事を読んで初めて気がつくこのアイデア。紹介されていたのは、車を自分が使っていない間貸し出すという、車のAir B&Bのような個人間のカーシェアリング仲介アプリ、GoMore

スウェーデンでは2019年からサービスを開始していたGoMoreが最近利用者数を伸ばした背景には、インフレがある。食費などで家計が圧迫される中、少しでも車にかかる経費を補おうと、自分の車を貸し出す人が増えた。

GoMoreでレンタルされている車は現在スウェーデン全国で6000台で、この半数がストックホルム広域圏だが、チャルマース工科大学で持続可能なモビリティについて研究するフランシス・スプレイさんは、これまでの商業的なカーシェアリングサービスとは違い、個人間では、大都市以外でも大きな利用が見込めると言う。

このサービスはAir B&Bと同様、貸し手も借り手もそれぞれ採点される。ビデオで紹介されていたのはたまたま両者とも女性だったが、共にサービスは気に言っているという。

このサービスがなかったら車の所有を維持するのは難しかったかもというクララさんは、これまで10回程度貸し出したが、利用者のほとんどはご近所の人で、その意味でも安心して利用しているそう。一方借り手のユリアさんは、既にお気に入りの車があって、これまでに同じクルマを複数回利用している。ユリアさんは、アプリから車を解錠し、運転用の鍵はダッシュボードの中に置かれていた(このシステムが悪用されないことを祈る!)

自家用車は駐車場に停まっている割合が約95%と、そのほとんどの時間が利用されていない。私はAir B&Bは利用したことがないのだけれど、GoMoreは使ってみてもいいかも(と言っても運転してくれるのは夫だけど)。ルンドでこの週末使える車を検索してみると、思っていたより多くの車が表示される。いつも借りてるCircle Kのカーレンタルとは違い、いろんな車種から選べるのも楽しいかも。

危機の時代・アプリでカーシェアリングを利用する人が増える(SVT)

© Hiromi Blomberg 2023