スウェーデンの公共放送SVTとスウェーデン・ラジオ(SR)は、Clubhouseの使用を禁じてはいないが、このスウェーデンでも人気の高まっているアプリの使用に際して最新の注意を払うように職員に命じた。
招待制のClubhouseは、人を招待する際にユーザーのスマホの連絡先に保存されている情報へのアクセスを求めたり、またClubhouse内での会話は常に録音されていることからセキュリティ上の問題があることがとかねてより指摘されていた。
SVTではClubhouseの利用を禁止したわけではないが、具体的には仕事で使っているスマホではClubhouseへ連絡先の情報へのアクセスを許可しないこと、また連絡先のリストから機密性の高い人物の電話番号などの情報を削除することを職員に求めている。
またClubhouse内で話すことはその場かぎりの会話ではなく、一般に公開されている状況だと認識して会話に参加するよう注意が促された。
SVTのセキュリティ部門の責任者のペーテル・デ・ヴェルディエは「Clubhouse内では注目すべき話題で熱い議論が交わされていることも多く、SVTの職員がこのアプリを使用できることも大切だが、使用の際には細心の注意が必要だ」と話す。
SRでもClubhouseは同様の方針で使用するように職員に対して通達を出した。
SVTとSRはこれまでにセキュリティ上の理由から、Tiktokアプリの使用を禁じている。TikTokとスウェーデン公共放送 - swelog
さて、この時期のSVTからのお知らせと言えば! 待っていました、今年のヘラジカスローテレビの放送開始日が発表された!(こちらは去年の放送について コロナの時代のヘラジカスローテレビと、スウェーデン人と「恥」の文化 - swelog )
先行した昨年、一昨年とは異なり、今年の放送の開始は少し遅くなって4月18日の朝8時から。これは先の2年の放送で、最初にヘラジカがカメラの前に出現したのが両年とも4月19日だったからだそう。
今年は放送が始まったらすぐにヘラジカを見ることができるよう狙っているようだが、来る日も来る日もヘラジカが出てこないか待ちくたびれた頃にやっと出てくる、っていうのもよかったんですけど。