火曜日に取り上げた、通勤手段を車から電動アシスト自転車に変えた人のインタビューでも「ガソリン代や駐車場代の大きな節約にもなり、彼女の場合は電動自転車で移動したほうが通勤時間も実は短くなる」と話していたのが、ちょっと気になっていたのだけど、人々が通勤手段を選ぶ際には、気候変動に対するコミットメントではなく、経済性と移動時間が最も重要である、という調査結果がでた。
ヨーテボリ近郊の公共交通を運営するVästtrafikが毎年実施している通勤客の意識調査の結果、今年目立ったのは経済的な要因で車での通勤を減らし、徒歩や自転車や交通機関を使うようになった人が多いことだ。4000人以上が参加したこの調査では、半数近くが生活費と燃料価格の高騰により昨年より車を運転する機会が減ったと回答している。
また7割の人が社会が公共交通機関にもっと投資することを臨んでいるとも回答。排出量の削減を推進するために、最も重要な個人でできる行動として、公共交通機関の利用を増やし、車の利用を減らすことが挙げられている。
VästtrafikのCEOは、人々は何をしなければいけないかは理解はしているが、その理解だけでは行動へと繋がらないと話す。具体的な行動は、経済性と時間の短縮などに起因していることから「公共機関をより利用しやすく、より手頃な値段にするための支援が必要だ」と話している。
.... にもかかわらず、ルンドの市バス料金は値上がりするばかりで、私の最寄りのバス停から駅までの5分くらいの距離でも、アプリの一律料金で片道だけ乗っても31クローナ(約420円)する(切符は60分有効なので、同じ料金で往復もできることはできるのだけど」。よって滅多なことで乗らないが、私の場合はその代わりに歩いたり自転車に乗ったりするだけなので、まぁ、これでいいのか。でもバス代も電車代も高くなった。
理解しているだけでは行動は変わらないという点について、この夏、話題になった夏のラジオ番組があったので、その話はまた明日にでも。