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コロナと公共交通機関の空気とマスク

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昨日はスウェーデン政府がより厳格なコロナに関する規制を発表して、その中に公共交通機関使用時のマスクの着用が含まれていたことから、コロナ感染リスクと移動手段の関連をカロリンスカ研究所の医学微生物学のノルマルク教授にインタビューしたものが今朝のSVTのサイトに掲載されていた。

スタファン・ノルマルク教授によると、確実なのは自分一人で車で移動すること。しかし車には後述するような高度な空気洗浄のフィルターが付いていないので、他の人と長時間同乗する場合の感染のリスクはとても高くなる。

そして長時間他の人と同乗する乗り物の代表格といえば飛行機での長距離移動だが、こちらは99%の精度で空気を清浄するHEPAフィルターがついているので、感染する確立は低いと考えられている。しかしゼロではない。

スウェーデンの電車やバスの空気洗浄のレベルは様々だが、例えばスウェーデンの国鉄SJの車両では車内の空気は2分に一回か8分に一回までの頻度で換気される。また航空機の約半分の機能をもった空気洗浄フィルターが搭載されている。同様のフィルターは長距離移動用のバスにも搭載されていることが多い。

しかしストックホルム市内を走る短距離の移動用の公営バスなどでは、このようなフィルターは搭載されておらず、外気を取り入れることで車内の換気を行っている。

マスクに関していうと、昨日発令されたより厳格なコロナ規制を待たずとも、私の身近な感覚でもスーパーでマスクを付けている人を以前よりも見かけるようになった。でもマスクを付けている人の方が、人と人との距離のとり方がちょっと鈍感なような気もする(これはまったく私の個人的な感じ方です)。

マスクは他の規制を置換するものではなくて、他の行動規制要請にすべて従った後でさらにマスクがあるということだが、ここの基本を保ったままうまく浸透していけばいいなと思う。(だからマスクをしているから公共交通機関には乗ってもいいではなくて、公共交通機関には必要のない限り乗らないことが大事だ)。

このマスクに関する勧告が来年の1月7日から適応になるというちょっと間の抜けた感じは、スウェーデンならでは事情で、今日から1月6日の顕現日の祝日まで(今年は特に長い)クリスマスと新年を合わせたお休みをとる人が多いからだ。

私はまだまだ全然休みどころじゃないのだが、昨日でちょっと一段落したことも多く、今朝はゆっくり寝すぎて、起きたらちょっと喉が痛かった。やだ、これって、一段落したら気が緩んで風邪をひくっていう、あのパターン? まぁ、ただの風邪ならそれで外にでることもさらに減って、それはそれで感染拡大の抑制にはいいのかもしれないけど、これから年末にかけて、これまで張り詰めてきた気が少し抜けて風邪をひくという、こんな人が世界中で大量に出現するのだろうか?

各種交通手段でのCovid-19の広がり方

新しいコロナ関連要請・規制はこちら

(在スウェーデン日本国大使館ではスウェーデン政府や各行政機関からの情報を日本語に訳して掲載してます。在スウェーデン日本国大使館

© Hiromi Blomberg 2021