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500万歩の旅

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なるだけ公共交通機関は使いたくないし、日中は家で仕事して、ランニングと散歩といつものスーパーに行くときぐらいしか外にでない生活を送っていると、行動範囲がとても狭い。

家の場所はかわらないので(当たり前だな)、いつもの道をいつものようにぐるぐると歩き、いつもの通り家に戻ってくることをもう1年近く続けている。小学生だった頃はこんな感じで暮らしていたのか?

私は平日は一万歩を目標にしているが、休みの日は2万歩くらいまでは歩けても、それ以上は無理だからたいしたところへは行けない、と思っていたら今日のニュースサイトで500万歩を歩いた人の話が紹介されていた。

ヴィクトル・ジネヴォングさんはスウェーデン中南部のノルショッピングからスペイン北西部のFisterraという街まで実に500万歩を歩き通した。

巡礼のような旅だが、彼のきっかけは500万歩歩くことで昔お世話になった団体へ寄付を募ろうと思い立ったというものだ。また彼にとっては問題のあった自分の生い立ちと自身の中毒問題からの旅でもあったようだ。

ヴィクトルさんはヨーロッパの地理に弱く、また4週間降り続いた雨にも悩まされたが、143日間で3645キロを歩き続けたこの旅は、今目の前にあることに集中して、次々にやってくる問題を解決することにフォーカスするよい訓練になったと話す。

コロナが来る前のスウェーデンでは気候危機を反映して、飛行機での旅から電車で出かけるヨーロッパ諸国への旅の人気が高まっていたが、コロナで公共交通機関の利用も避けた方がいいような状態が続くようであれば、そうか、どこまでも歩いて行けばいいのか!

なんだか、世界が急に広がった。

ヴィクトルさんの500万歩の旅のドキュメンタリーはスウェーデン国内では、SVT Playで視聴できる。スウェーデンにいないし、スウェーデン語もわからん、という方は少し前の、こちらの歩き続ける映画、『わたしに会うまでの1600キロ』やその原作でもいかがでしょう? この映画よかったな。

ヴィクトールはノルショッピングからスペインまでの500万歩を歩いた

5 miljoner steg | SVT Play


© Hiromi Blomberg 2021