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コロナの時間差とやわらかなロックダウン

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10日ほど前に、どうしてウプサラだけ…(何がウプサラを変えたのか?)とか言っていたら、コロナの感染はあっという間にスウェーデンの他の大都市圏でも拡大した。

この月曜日に夫から「同僚の娘さん(10代)がコロナに感染したので、その同居家族である同僚も家で隔離生活をすることになった」と聞いて、自分たちが直接知っている人がコロナに感染したと聞くのは初めてだなぁと思っていたら、翌火曜日の午後には、私の住むスウェーデン南部のスコーネ地方全体に、ウプサラよりもさらに強い行動規制勧告がでた。

結局、ウプサラとスコーネの間にあったのは、時間差だけだったようだ。

今回の勧告では具体的には、公共交通機関の利用や、小売店、ショッピングセンター、美術館、図書館、プールやジムなどの屋内環境をできるだけ避けることが指示された。

生活に必要な買い物などはもちろんOKだが、可能なかぎり同居している人以外とは物理的接触をさけるようにという要請もあり、この生活をこれから3週間、少なくとも11月17日までは続けることになる(昨日ツイッターで、この指示を揶揄して「スウェーデン公衆衛生庁、若者にセックス禁止令!」とかおちょっくっている人が結構いましたw)。

同様の勧告(ただし公共交通機関の利用に関するものは除く)は、昨日また、ストックホルムやヨーテボリのあるヴェストラ・ヨータランド、さらにはエステルヨートランドにも出されたので、これで約1000万人が住むスウェーデンで5地域の約600万人がこの地域限定の行動規制勧告に従って暮らしていくことになる。

こうして多くの人が暮らしの様々なところで控えめ生活を心がけるようになると、これはもう「やわらかなロックダウン」といってもよいのではないかと思う。

今朝、スコーネの医療を担当する行政機関レギオン・スコーネのコロナ特設サイトを覗いてみたら、とてもわかりすいグラフが載っていたのでひとつ紹介したい。

ちなみにこのサイト、シンプルでとてもわかりやすく、おまけにグラフはPNG, JPEG、PDFやSVGVectorなど、どの形式でダウンロードしたいかを選択できる。行政のサイトとは思えないレベル。すごいな、いや違う、本来は行政のサイトだからこそ、こうあるべきなのだろう。

で、肝心のグラフの話をすると、半年前にはPCR検査体制が整っていなかったという要因も大きいが、今の感染確認者数ではっきりわかるのは19歳〜49歳と社会の中で一番活動しているだろう層の感染が顕著なこと。また42週(先々週)と43週(先週)では感染者はちょうど倍ぐらいのスピートで増えている。これがストックホルムでは80%増くらいの勢いだ。

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週別、世代別感染確認者数・レギオンスコーネまとめ

私はとりあえず、屋外だったけど水曜日のランニングのグループレッスンには参加せず、今日のヨガもリモート参加に変更しよう。徒歩や自転車で50%は通っていたオフィスにも、この先少なくとも3週間は行かないことになった。

この先はコロナにも気をつけなくてはいけないが、運動不足にもこれまで以上に気をつけなくては。まずは仕事前にちょっと走ってきます!

各地区への新規に導入された勧告概要ー小売店やジムは避けて

© Hiromi Blomberg 2023