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感染症の季節。エリスとピロラ

パンデミックの際に、何度も何度も根気よくコロナについて説明を続け、スウェーデンに安心を与えてくれたヤン・アルベルト教授を久しぶりにニュースで見かけた。秋の感染症の季節がやってきたので、私たちはどう振る舞えばいいかと、今の新型コロナウイルスについて話していた。

エリス(Eris)が最新だと思っていたコロナは、ピロラ(Pirola)という世界で33例、スウェーデンで5例報告されている最新型が確認されているそうだが、いずれにせよそれほど恐れるものではないようだとヤン先生は言う。エリスが今、全体に占める割合は4分の一くらいで、またコロナのワクチンを打とうと思っている人は、10月終わりから11月くらいには新しいワクチンが出回る予定なので、それまで待った方がよいとの話だった。

秋から冬にかけて感染症が増えるのは、気温の変化というよりは屋内で過ごすことが多くなるから。明らかに発熱している人は自宅にいるべきだし、特に症状のでた一日目は感染力が強いので家にいるようにとのことでした。

エリスとピロラに関してはこちらにも記事がでていたので、関心のある方はどうぞ。

MIT Tech Review: 新型コロナに秋の流行の兆し、ワクチンの現状は?

私は感染症ではないけれど、この週末、帯状疱疹にかかり、いいお天気を横目に家でゆっくりしていた。症状は落ち着いているので今日は会社に行こうと思ってたけど、人がたくさんいるところにはきっといろんな菌がいるだろうし、私の免疫力も落ちていることだろうから、今日は自宅勤務にしようっと。

秋の感染症の季節・病気になった時の対処法(SVT)

新型コロナPirolaは感染力が強い可能性も(Sverige Radio)

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上の写真は、これまで見かけた覚えがあまりない現象で、樹々の下だけが濡れているというもの。小雨の際は樹の下だけ乾いていることがあるが、その反対。どうやら暖かく湿った空気が早朝に冷えて一面に深い霧に包まれ、それが樹の葉と接触して結露し下に水滴が落ちて、そこだけ雨が降ったようになる、というもののよう。今朝も霧が深いので、これが晴れる頃にはきっと同じ現象が起きそう。

© Hiromi Blomberg 2023