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北欧のマグロ

スウェーデンとデンマークの間の細長いオレスンド海峡で、多くのマグロが確認され研究者たちが位置情報追跡のためのタグをつけて海に戻した、というニュースを読んで、ああ、これも気候変動の影響かぁと早とちりをしそうになったけど、研究者たちは回遊するマグロが増えたのは、この海峡で導入された漁獲方法に関する規制が原因ではないかと考えているそうだ。

見逃していたけど、オレスンドにマグロが戻ってきたことは去年既に報道されていた。それ以前はおよそ50年間、マグロはこの海峡から姿を消していた、ということはその前もいたのか?

スウェーデン農業科学大学(SLU)の研究者たちは、15年前にマグロの漁法についての明確な規則が作られ、そのルールを遵守するための管理体制も強化されたことにより、マグロが戻ってきているのではと解説する。オレスンド海峡ではニシンも増えているし、今はサバも大量にいる。マグロの餌も豊富にあるということらしい。

地中海で生まれてやってくると考えられているこれらのマグロだが、他の地区でも産卵が起こっているのか、どこで餌を得てるのかなどの情報を、研究者たちはこのタグから得ようとしている。地中海ではマグロの産卵が増えており、オレスンドでも少なくともこれから数年間は、やってくるマグロの数が増えると考えられている。

私は土曜日に、久しぶりにヘルシンボリのカルバアドヒュースにいって、オレスンド海峡とその対岸のデンマークのヘルシンゴーの間を行き交うフェリーを眺めてきたばかりだけど、まさか、ここにたくさんのマグロがいたとは想像もしなかった。

ではこれからこのあたりの魚屋さんの店先にも、オレスンドで釣れたマグロが並ぶのか? と一瞬考えたけど、いや、漁は厳しく規制されているのですよね。

オレスンド海峡に来たマグロに位置情報タグを取り付ける(SVT)

© Hiromi Blomberg 2023