取り上げた方がいいような大きなニュースは他にいろいろあるものの、このゴッドランドからのニュースを見逃していたことに気がついたので、今日はこちらの「醜い芝生コンテスト」について書いておく。
ゴットランド島は長年水不足に悩まされていて、昨年は水の節約を目的としたキャンペーンのためにゴットランドで一番醜い芝生コンテストを開催した。ニュースは、今年からはこのキャンペーンを国際的に展開し「世界で一番醜い芝生」に拡大するというもの。
ゴットランドがスウェーデン語のハッシュタグで醜い芝生コンテストを開催していたところ、世界中の水不足に悩む様々な自治体から声が「うちでもやりたい」などの声が寄せられた。そこでハリウッドの俳優のシャイリーン・ウッドリーと去年のコンテストに優勝したマルカスさんがYoutubeで対談し、新しい英語のタグ#worldsugliestlawnが作られた。
美しい芝生を保つためだけに、世界中で、恐ろしいほどの水が撒かれている。ユネスコは都市部における水不足の影響は2016年には9億3000万人に、そして2050年には17億から24億人に拡大すると予測している。昨年も水不足に襲われたこの島は、醜い芝生キャンペーンと他の節水イニシアティブと合わせて、水の使用量を島全体で5%削減し、またキャンペーンは世界中の7億8800万人にリーチしたと計算されている。
今年のコンテストへの参加の応募締め切りは12月25日。参加するには#worldsugliestlawnのタブをつけて、インスタグラムで醜く乾燥した芝生の写真をシェアするだけ。年内に発表される優勝者には「Proud Owner of the World's Ugliest Lawn」と書かれたTシャツがプレゼントされる。庭の芝生が枯れてしまったとお嘆きの方、優勝のチャンスはあなたにも!