このブログは、ちょうどグレタ・トゥーンベリがスウェーデンの国会の前で一人で静かに座り込みデモを開始したのと、時を同じくして始まっているのだけれど、その5年の間に彼女は各地学校ストライキの原動力になり、世界をまわって講演し、しかしその訴えに誰も行動しないとわかった今は、市民的不服従というもっと強い手段に訴えている。そして自分の存在が必要とされているところへ次々と出かけていく。
つい先日ノルウェーでサーミの若者と風力発電パーク問題に関して、座り込みデモをしていたと思ったら、今週のグレタは火曜日にロンドンで治安を乱したとして拘束され、そして水曜日には保釈されていた。
今回座り込んだのはロンドンのホテルの入り口で、ここでは石油会社の重役たちの集まる年次会議が開かれており、この日はサウジアラビアのアラムコとノルウェーのエクイノールの代表が公演する予定だった。現地の警察はこの件で27名のアクティビストを拘束し、グレタを除くあとの26人はまだ拘束されたままだと昨日のSVTは伝えていた。パトカーで護送される時にグレタは微笑んでいた☺︎との記述がある。グレタが釈放されたのはどうやら彼女がスウェーデン国籍であるというのが理由らしいと、BBCの記事からは読み取れる。
とここまで書いてきて、もしかしてこれ日本語でももうニュースになっているかもと思って検索してみたら、ちゃんといくつもの日本語メディアで報道されていた。これからはグレタの、特に外国での行動は、ことさらこのブログでとりあげなくてもよさそうである。