スウェーデンの公共放送SVTの報道部は新型コロナウイルスのニュースの何をどう議論し、決定し、伝えてきたのか。そんなドキュメンタリーが昨日から公開されている。
取り上げられているのは、9時からのプライムタイムに放送されるSVTのニュースの看板番組『Actuellt』のニュースチームの裏側。
この春、世界各地でそしてスウェーデンで拡大していったコロナ禍の様々なニュースの中で、何をどう報道するのかを限られた時間の中で次々と決定していくことを強いられたチームの裏側のカオス、番組でみせる落ち着き、そして視聴者からの反響をどう受け止め判断を下してきたかをみせる、2回もののドキュメンタリーになっている。
番組は今週と来週、地上波デジタルでも放映されるが、SVTのストリーミングサービスSVT Palyでは昨日から両エピソードを公開している。
番組は、SVTのドキュメンタリー制作班から報道部側に裏側を追った番組をつくるために密着取材をさせてほしいと申し出があり制作されたもの。報道部はコロナ感染のリスクもあるので一瞬ためらったものの、申し出を快諾。今回、貴重な記録としてこのドキュメンタリーを公開できることを喜んでいる。
番組のストリーミング版はこちらから。スウェーデン語ですが世界のどこからでも視聴可能です。Den största nyheten | SVT Play
さて、昨日はグレタ・トゥーンベリが一日編集長となったダーゲンス・ニュヘテルの日。新聞はPDFバージョンが簡単な登録をすればだれでも無料で読むことができるようになっていた。
私はもとよりデジタル版の購読者だったので、内容にはすぐアクセスできたが、ぜひ紙版も入手したいと思い、まず朝の8時頃近くのスーパーに買い物がてらでかけていったら、この時は「今日は新聞がまだ届いていない」と言われる始末(ありがちスウェーデン)。ランチ後に散歩がてら駅前のキオスクやスーパーなど新聞を置いているところを七ヵ所巡ってみたが、どこも既に売り切れていた……。
私が気になっていた広告のほうはBWMがグレタのストライキ用立て看板の文字をまねたものを出していて目をひいた。このグレタ文字はこの先「Greta」という名のフォントになったりするのだろうか?
広告とコロナ(とグレタ・トゥーンベリ) - swelog 今日のスウェーデンのニュース