まだ観ていなかった『未来のミライ』をお正月休暇中に観たら、出てきた車がボルボでなんだかほっこりしたが、ボルボグループにはボルボ建設機械 (Volvo CE: Volvo Constraction Equipment)という会社もあって、ホイールローダーと呼ばれる建設現場で使われるトラクターなどを製造販売している。
スウェーデンでは今年、次世代通信システムの5Gの周波数割り当てが行われる予定だが、エスキルストゥーナにあるボルボCEの拠点では、5Gを使ったホイールローダーの遠隔監視型自動運転の実証実験が既に始まっている。
大量で大容量な通信を可能にする5Gは、私たち一般消費者が観る動画のダウンロード速度も変えるかもしれないが、それよりももっと根本的に産業のあり方を変えていくのだろう。
そして5Gで一番気になるのはセキュリティ問題。SVTの遠隔監視運転のニュースでもシステムの持つ脆弱性と産業スパイ問題をどう解決していくのかに触れられていた。中国のファーウェイが問題視される中、スウェーデンのエリクソンは5G通信網ビジネスで世界の中で確固たる地位を築きつつある。
ルンドのエリクソンのサイトは小さくなってしまったけど、エリクソンはこの先まだまだ驚きの変貌を遂げる企業になるのかもしれない。そういえば、ノキアも5G網では頑張っているようだ。私たちの人生だけではく、法人の人生(?)もなにが起こるかわかりませんね。