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コロナと高齢者、再び

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ヨーロッパ各国やそして日本でも、新型コロナウイルス感染対策としての行動規制がどんどん緩和されていくなか、基本的にずっと同じ行動規制要請に従った生活を送っているスウェーデンに住む私たち。

夏が近づいてきて気も緩みがち、そして未来に向けてなにか明るい見通しが欲しい私たちは、今、公衆衛生庁が約束したいくつかの日付を楽しみに待っている。

これまでに5月29日にサッカーの試合に関する規制見直しに関する発表があること、6月3日には夏季休暇に向けた行動規範が発表されることが約束されている。(公衆衛生庁からの発表がある大切な日付一覧

昨日はこれに先立つ形で、今家の外にでるなと言われている70歳以上の高齢者の行動規範に関する発表があった。高齢者といっても健康な人も多く、特に70代の人たちからの不満の声はとても高い。

また公衆衛生庁も、感染が先に広がった中国やイタリアの感染者や死者に関するデータのこれまでの分析から、今70歳以上とひとくくりにされている基準を、もっと細かくわけることも考えているとのコメントもだしていた。

しかし昨日の発表では、これまでの方針に変更はなく「70歳以上の人は引き続き、社会から隔離された生活を送る」ように指示が出た。公衆衛生庁ではスウェーデンでの感染状況を詳しく調べ、新型コロナウイルスでは「高齢」であることが最も高いリスク要因である、と今回も結論づけた。

これでがっかりしたのは高齢者だけでなく、親や祖父母に会いに行けない私たち世代やその孫たちも。だが、私はこれでますますコロナとの暮らしはこれから先もずっとこうして続いていくものという理解がすすんだ。  

あー、つまらない。でもしょうがない。

この発表の直後にテレビのニュースは早くも「私は元気です、早く外で好きなことをしたい」と悲しむ70代の人たちにインタビューしていたが、これをみていたら、ちょっと5月29日が心配になってきた。ドイツにならえと、スウェーデンでもサッカーの試合を許可しろ! という声は高く、公衆衛生庁がサッカーも許可しなかったら暴動がおこるかも、どうしよう……

昨日はまた、公衆衛生庁の今回のコロナ対策責任者のアンデシュ・テグネルがこれまでに数度、殺人脅迫のメールや手紙、メッセージなどを受け取っているというニュースもみた

テグネルは自分については心配していないが、脅迫が自身の家族にもむけられているのがとても心配だとコメントしていた。彼はスウェーデン人らしく今までと変わらず飄々と自転車で移動しているようだが、国家はセキュリティを考慮して、どうかテグネルと彼の家族を守ってください。

テグネル「年齢が一番のリスク要因となる。他の既往症のリスクよりも高い」