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行政ではたらく馬

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ストックホルム郊外のソーレントゥーナ・コミューンでは、馬のCaruzoとKarlssonが職員として働いている。

2頭は、はらたく馬として公園の清掃作業などで活躍する。これまで使用していた重機とは異なり、馬は緑地や森を傷つけることもなく、化石燃料も使用せず、生物多様性を守りながらの作業ができる。公園を訪れいている人達も、隣で機械がうるさい音をたてて作業をしているよりは馬が働いている方が嬉しいはずだ。

馬力のある馬は(当たり前か!)切り倒された木をなんなく運び、海岸の鳥の糞の清掃に使う重い清掃用かごをラクラク引いていく(ぜひ馬の働きぶりをリンクからビデオでどうぞ。働き者だわー!)。

CaruszoとKarlssonはいまのところは50%の時短勤務なのだそうだが、コミューンの担当者は馬たちにできる仕事をもっとみつけていきたいと話している。

スコーネには乗馬クラブや乗馬用の馬はたくさんいるけど、働いている馬は見たことがあったかな? 騎馬警官くらいか? 今後はこのあたりでも他の分野でもはたらく馬が戻ってくるかもしれない。

ストックホルムに戻ってきた「はたらく馬」

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© Hiromi Blomberg 2023