swelog ここだけのスウェーデンのニュース

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21億円のありがとうとグレタの映画

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スウェーデンで働いていると基本的に日本のようなボーナスはない。

私はこれまでにチーム全体で目標を達成した時にそのチームの構成員全員でうすーいボーナスをもらったり、また営業として売上高に応じた報奨金をもらったことはあるが、日本のように年に2回のボーナスが予め給与に組み込まれているような組織はこの国にはおそらくないと思う。

そんな中で今朝は「クリスマスのボーナス」という見出しをみかけた。

フルタイムの職員に一律3000クローナ(約3万7千円)のクリスマスボーナスを決定したのは、スウェーデン南部スコーネの地方自治体レギオン・スコーネ。

レギオンは医療や交通機関など暮らしに身近な地域内の重要なサービスを担当している。コロナ禍で擦り切れるほど働いている医療従事者などの職員にすこしでも感謝の気持ちをということから決定された。

ボーナスの支給には総額1億7千万クローネ(約21億円)かかるそうだが、今もまだ大変な状況が続くスコーネでこのボーナスが少しでも職員の人たちの気持ちによりそうものになればいいと思う。

さて、私はこの週は水曜日の朝の7時にスーパーに併設されている配送ボックスに荷物を取りにいっただけで、それ以外は散歩とランニングでしか家の外にでていない。仕事が忙しかったせいもあるが、まだまだ感染が拡大しているスコーネに暮らしていて、やはり人との接触はできるだけ避けたほうがいいとどこかで考えているのだろう。

200人の映写室でも観客は最大8名として営業を続けるルンドのカルチャー系映画館にもいきたい気持ちはあるが、うーん、やっぱり今はまだやめておこうかな、と決め、昨夜は11月20日に公開後、すぐにネット配信でも観ることができるようになったグレタ・トゥーンベリのドキュメンタリー『Greta(アイ・アム・グレタ)』を自宅で観た。

途中、アメリカに渡る過酷な航海の中で、彼女が日記代わりにひとり語りをスマホに録音しているシーンがあって、グレタはそこで延々と「責任」というものに関して話している。彼女は自分の感じている重圧について話しているのだが、それは本来ならだれか他の人、そう大人がとるべきものであることはこのドキュメンタリーをみる人には明らかだ。

映画はHuluでも配信されているそうで、ということは日本でも視聴可能? 日本語での作品紹介もあったのでリンクもどうぞ。この映画、観ることができる方へはぜひおすすめします。

グレタ・トゥーンベリのドキュメンタリー『アイ・アム・グレタ』 10代環境活動家の素顔 | NewSphere

 

レギオン・スコーネの職員にクリスマスのボーナス

おまけ・ルンド市(コミューン)は市の職員約1万人に市内のお店などで使える1000クローナの商品券をクリスマスボーナスとして支給するそうです。職員(学校教師や高齢者介護などがコミューンの仕事)もお店も嬉しい。

Personalbonus – information till företag - Lunds kommun

 

© Hiromi Blomberg 2021