信号のない横断歩道などで車が止まってくれるのかどうかを確認したい時、私達は運転手の顔をみて確認しようとしないだろうか?いわゆるアイコンタクトをとり、運転手の意思をくみとろうとする。
この先、車が自動運転化されるだろう未来で、歩行者と車、または自動運転化された車同士の意思確認はどうすればいいのだろうか?
そんな新しい交通時代のコミュニケーションの研究が、VR技術を使って行われている。
テストされているシナリオはいくつかあり、無人運転の場合はそもそもアイコンタクトがとれる運転に責任を持つ人が搭乗していないし、運転席に人が座わっている自動運転の場合でも、その人はスマホや他のスクリーンを見ており、歩行者をみていないだろう。
歩行者の存在を認知したこと、さらにはこれから車がとろうとしてる行動がなんであるのかを一瞬で示すことができる、アイコンタクトにかわる優れたコミュニケーション手段が必要だ。
現在考えられているのは、車が緑のシグナルを車の前方の地面に投影する方法など。(下記のリンク先にビデオあり)。緑のシグナルの交通の中での意味を私達はすでに信号機で学習ずみである。
信号機が最初に導入された時も、全く新しい概念をコミュニケーションとして定着させるのはきっとたいへんだったに違いない。