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コロナの恩は忘れません(そして仕打ちも☹︎)

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スウェーデンがデンマークから冷たい仕打ちを受けていた間にも、この国にも手を差し伸べてくれたいくつかの国がある。それがフィンランドであり、ノルウェーであり、ベトナムであり、台湾だ。

フィンランドは(必要なかったけど)「集中治療室、使ってもいいよ」って、言ってくれたし、ベトナムの首相はスウェーデンの首相と電話で話した後、10万枚のマスクを発送してくれた。

スウェーデンで不足していたプロポフォールという麻酔・鎮静薬を供給してくれたのはノルウェーだ。そして台湾は、スウェーデンに限らず世界中に保護具を送り続けていた。ヨーロッパに届いた台湾からの寄付のうち、20万枚のマスクがストックホルム広域圏の医療機関で使用されることになった。

中国からは、政府ではなく企業からの寄付が目立った。

アリババからはマスク50万枚、500以上のPCR検査キット、5000枚の防護服に人工呼吸器が30器送られてきた。マスクや防護服に関しては医療用としての基準がスウェーデンとは異なるため、すべて使用できたわけではないようだが、マスクなどは医療機関以外で活用されることになった。

中国企業では他にもスウェーデンのゲーム会社Paradoxの大株主でもあるテンセントが、こちらもマスクなどの寄付を行っている。ビジネスを円滑にすすめる思惑も見え隠れするものの、この素早い動きはさすが中国企業という感じだ。

社会担当大臣のレーナ・ハレングレンは「平時はこのような形で、外国から手が差し伸べられることはあまりない」と述べ、コロナ禍で起きた状況の特異性を指摘した。

彼女は続けて、このような様々な形で行われる寄付は、社会庁が手配してきた物資の確保に影響を与えるほどのレベルではなかったものの、こうして連絡が来ることはよい傾向だと評価している、と語る。

ところで、冒頭に触れたデンマークからの冷たい仕打ちに話を戻すと、デンマークはスウェーデンからのブーイングを受け(?)、この6月27日からスコーネの他、スウェーデンで感染が抑えられているいくつかの地方の住民には国境を開放すると発表した

しかし、果たしてこれ、どうやって国境で検札するのだろう? 関西弁みたいなスコーネ方言を話すかどうかで判断するのか? うーん、なんだかツッコミどころ満載のこの決定、この判断の現場を見るためだけに国境に向かってみたくなる。

でもこれで、確執(?)は終わらない。私、コロナの騒ぎの中スウェーデンに連絡もなくデンマークが糞尿入り下水をそのまま両国の間にあるエレスンド海峡にばらまこうとしていたこと、絶対忘れないからね!(過去にも何回か秘密裏にやってたし!) いや、デンマークの人たちは好きですよ〜(モゴモゴ)。

スウェーデンへのコロナ援助