年金を受給する年齢になっても、働くことを選ぶ人が増えている。
厚生年金を扱うAlectaがスウェーデン中央統計局の協力を受けこの度まとめた調査では、今スウェーデンで働く年金受給者は35万人。68歳の3人に一人、73歳では5人に一人、79歳でも10人に一人が年金を受給しながらも同時に働いて給与を得ていることがわかった。
スウェーデン語では年金受給者のことを「ペンショネール(Pensionär)」と呼ぶが、働く年金受給者を指す言葉として「ヨボネール(Jobbonär、jobb、jobbaは仕事、働くの意味)」という新語が紹介されていた。
ほとんどのヨボネールさんは、経済的な理由からではなく働きたいという欲求そのものから仕事を続けることを選んでいる。とはいってもすべての年金受給者が仕事を続けたいと思っているわけではないので、将来的に働かない年金受給者を疑問視しないようにと、全国年金受給者協会(PRO)は釘をさす。
ヨボネールにはいまのところ男性が多い。インタビューで紹介されていたのは、66歳で新しい広報責任者の仕事のオファーを得て、70歳の今も第一線で活躍を続けるローセマリーさんと、退職後、人材派遣会社を通じて植木の剪定の仕事を請け負う73歳のイェートさんを紹介していた。
うーん、75歳まで働き続けるという私の予想は現実化しそう…… 退職年齢70歳 - swelog 今日のスウェーデンのニュース