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ジンジャークッキーとパーム油

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(画像クレジット・Emelie Asplund/imagebank.sweden.se)

今日から12月。今日はファースト・アドベント

ろうそくに火を灯して、ホットワイン(グロッグ)を飲んだりジンジャークッキー(ペッパーコッカ」を食べたり。そんなmysig(ミィーシグ・心地よい)な時間を過ごすのが楽しい時期になってきた。

お菓子や洗剤の材料として使われ、世界でも一番使われている植物性油であるパーム油。そのパームヤシの植林のためにマレーシアやインドネシアの熱帯雨林が破壊され、そこに住んでいたオランウータンなどの動物が危機に面していることを小耳に挟んだ人もいるかもしれない。パーム油はジンジャークッキーにもたくさん使用されている。

パーム油の原料であるギニアアブラヤシの生産地は、主にインドネシアとマレーシアである。これらの国の生産現場では、無秩序な開発と劣悪な労働環境が横行するようになったため、2013年9月11日、RSPO(持続可能なパーム油のための円卓会議)によってパーム油の認証制度が設立されている。特に、温暖化ガスである二酸化炭素(CO2)を吸収する熱帯雨林や、CO2を地中に留めている泥炭湿地を破壊して造成したプランテーションで採取したパーム油を使う火力発電を再生可能エネルギーとみなすことには批判がある。(ウィキペディアから)

目下スウェーデンの主な3つのスーパーチェーン(ICA、Coop、Axfood・HemköpとWillys)で売られているジンジャークッキー35品目に使用されているオイルを、製品テストで有名な雑誌「Råd & Rön」が確認したところ、すでにパーム油の使用をやめたメーカーも多く製品の半数はひまわり油やココナッツオイルなどパーム油以外の油が使用されていた。

さらには、パーム油が使われている製品の中には環境マークがついているものもあるが「Krav」以外の認証マークでは、パームヤシの植林地の持続可能性は保証されていないので選ぶ時に注意してほしいとスウェーデン自然保護協会からのコメントもでていた。

さて、今年はジンジャークッキーを食べる時に、熱帯雨林のオランウータンたちの姿をちょっと思い浮かべてみるというのはいかがでしょうか?

ジンジャークッキーにはパーム油がたくさん