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郵便サービスがためす我慢の限界

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「手紙」を今も書いている人はどれくらいいるのだろうか? 

私も書くのはクリスマス・カードくらいになってしまってからずいぶん経っていたが、この夏から再びせっせと週に2回手紙を書いて投函している。毎日京都の疎水を散歩していた父(84歳)が夏の暑さを契機として外にでなくなってしまい、もうインターネットもあまりみる気もしないようなので手紙を送ることにしたのだ。

届いた手紙を父が読んでいるかどうかはよくわからないけれど、母がせっせと到着したものを渡してくれているようだ。だいいち、最近評判の悪いスウェーデンの郵便配達事情に頼っているので、ちゃんと届いているのかどうかもよくわからない。(最近の郵便事情に関してはこちらをどうぞ)

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毎週月曜日と木曜日の集荷時間に間に合うように投函しているのに、「今日は3通一緒に届いたわよ!」と母がLINEで教えてくれたこともある。

本日、11月1日からその郵便サービスのポストノードに新CEOが着任するということで彼女のインタビューがDNに掲載されていた。来年すぐの開始ではないが、現在平日は毎日ある郵便の配達を「隔日配達」にすることが検討されているそうだ。

ふむふむ。でも、その内容がややこしい! たとえば今週が月・水・金なら翌週は火と木。そしてこの2週間でニコイチのパターンが繰り返されるとか。

新CEOは「顧客が(サービスの低下を)どこまで許容してくれるかわかないけど、これくらいはまだ大丈夫かと思っている」とコメントしている。おいおい、そうか私たちは試されているのか!

配達は隔日になってもいいと私も思うが、いまでさえちゃんとすべて配達されているかどうか信じていないのに、こんな変則的なやりかたを今のポストノードがきちんと扱えるのか心配だ……

増え続ける宅配物の配達量と比べて、手紙やはがきなどの郵便物の取り扱いは2009年と比べても40%減っているそうなので、そんなこと気にする人も多くはないだろうけど。

ポストノードの新CEOインタビュー「私たちには社会的使命がある」

© Hiromi Blomberg 2023