コロナ禍の中、デジタルで開催されることになった今年23回目を迎えたストックホルム・プライド。本日12時から予定されているプライドパレードは、参加希望者が事前に短いビデオクリップを送りそれを紹介していく形で行われる。
そしてデジタルになった今年はパレードの開会宣言も初めて行われることになり、その任を受けたのがスウェーデンのヴィクトリア皇太子。
ストックホルムプライド開催責任者のヴィクス・ヘリエリュッドは、先月のポーランド大統領選出選挙結果にもあるように、近年ヨーロッパ各国ではLGBTQへの理解は進むどころか逆行する動きが顕著なことに触れ、このような風潮の中、ヴィクトリア皇太子が開会宣言を行うことは世界に向けた強いメッセージになる、と喜びを語っている。
パレードの様子は特設サイトやインスタグラムなどでみることができる。
今日はスウェーデンは全国的にいいお天気で、リアル・パレードだったらさぞかし気持ちのよい土曜日になったかもしれない。でも例年と同じように開催されていれば、きっと実現していなかっただろう皇太子のパレード参加。コロナが運んできたこの出来事の意味は大きい。
昨年のストックホルムプライドパレードには5万人が参加し、50万人ほどがパレードを見たと発表されている。今年の「パレード」も陽気で楽しいものになりますように!
皇太子がストックホルム・プライド開催宣言へ「とても喜んでいます」
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そしてヴィクトリア皇太子といえば、以前こんな記事を書いたこともありました。スウェーデン国民でもないけれど、勝手に私まで誇れるというか、素晴らしい人だと思います。すごいな、ヴィクトリア。
タクシーを止める皇太子 - swelog 今日のスウェーデンのニュース
ついでに(?)この3年前のプライドとスウェーデン国防軍のことも再度アップ♪
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