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スウェーデンの変わる性教育

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「セックスのやり方はアダルトサイトやポルノ動画からではなく、学校がきちんと教えるべき」。

若者がアダルトビデオなどを参考にして行う乱暴なセックスにより、怪我をしてしまったりセックスがトラウマになる女の子たちが絶えないことなどを背景として、この度スウェーデンの高等教育担当大臣が発表したのは、そんな政府の方針。

これにより性教育が就学前教育(幼稚園)から高校に至るまですべての学校で正式な科目となり、科目名も「セックス、そしてつながり(Sex och relationer)」への変更となる。これは一年後の秋の新学期から導入される予定。

現時点では日本の小学6年生から中学の2年生にあたる学年で性教育が必須科目になっているスウェーデンだが、最近の調査の結果わかったのが、教える先生側でも何を教えればいいのか、自分の知識に自信がないという状況。これを反映して大学の教職課程でも各自の専門がなにであっても、性教育に関する科目の取得が必須となる。

高校生へのインタビューでは「学校で教えてくれるは性器と性病の話だけ」という声が多く、やり方自体は過激なポルノを参考にしてこれでセックスへの間違った認識をもってしまう若者は増える一方。

エルンクランス高等教育担当大臣は「子どもや若者が、ほどよくポジティブなものとしてセックスを捉えることができる機会。そしてそれはポルノ・ビジネスからではなく学校が提供するべきだ」と強調する。

若いんだから時には激しいセックスもあっていいのでしょうが、暖かみのない乱暴なセックスはいらない。この教育面での変更で、急に街中に目が♡マークの若者が溢れたりはしないんだろうけど、性を慈しむ気持ちがちょっと増えるといいなぁ。

高等教育担当大臣「若者が知識をえるのは学校からであるべきで、ポルノからであってはいけない」