swelog 今日のスウェーデンのニュース

スウェーデンのルンドという街からブログを書いています。スウェーデンのニュースから生活のヒントになりそうなものを、毎日一つ選んで紹介しています

公共放送が伝える当たり前のこと

Netflixのドラマを推奨する公共放送

スウェーデンの公共テレビ放送のSVTが「新年の注目エンターテイメント!」として映画やTV番組を紹介する時には、普通にNetflixや民放TV4のおもしろそうなドラマも取り上げる。

公平な立場で国民に有益な情報を伝えるというSVTの報道の目的からすると当たり前といえば当たり前だが、まだまだ日本のNHK的な公平の概念にしばられている私には最初はちょっと衝撃的だった。

タブロイド紙掲載のインタビューもどんどん紹介

今日は日本で言えば日刊スポーツのような存在のスウェーデンのスポーツ紙Expressenが、スウェーデン代表チームの監督ヤンネ・アンデションへおこなったインタビューを、SVTが引用掲載していた。

Expressenの長いインタビューからフォーカスして引用されていたのは、サッカーの男女選手間の待遇不平等問題に関するコメントだ。

男女不平等問題とスポーツ選手の経済的安定問題

ことの起こりは、昨年の11月のフットボールの祭典で大賞を受賞した女子サッカー界のトップ選手、ニッラ・フィッシャーの受賞スピーチ。

彼女はもしも自分が同じレベルの男性選手であれば、経済的な心配はしなくてもよいだろう、この状況は不平等であると訴えた。

アンデションは今回のインタビューの中で、スウェーデンは男女平等では世界の中でも先進国であるとしながらも、不平等は是正されるべきだし、自分は男性ということで有利な条件を勝ち取れたこともあると思うと答えている。

さらには、男女平等を促進させるという点ではフィッシャーに同調するが、男性だからといって経済的に安定した生活を送っているかといえばそうでないことも明かした。

価値ある内容を公共放送の器で再伝達する

引用された内容は、影響力のあるフットボール界のエリート達が、男女不平等とスポーツ選手のおかれている経済的状況への問題提起で、広範囲の人にニュースが届くSVTが引用の形でも報道する意味はありそうだ。

公共放送はスポーツ紙から記事を引用なんてしない、という固定観念に縛られている私をどうにかしなくては。

ヤンネ・アンデション監督「私だって経済的に安定なんてしてないよ」 (SVT Nyheter)