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公共放送は一日35回の脅威にさらされる

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スウェーデンの公共放送SVTは、サイバーアタックから地方局への物理的な攻撃まで、さまざまな形の脅威に平均で一日35回もさらされている。昨日、SVTのCEOハンナ・シェルネが明らかにした。

さらに、昨年は2度の重大なサイバーハッキングの試みが報告されている。

ひとつは大手銀行Swedbankのロシアと関係のあるマネーロンダリング事件の報道に関連したもので、事件を報道した番組制作チームのデータサーバーに侵入しようとしたもの。

2つめはお笑い番組が少し行き過ぎた形で中国からの観光客をからかい、あわや外交問題に! と緊張が高まった時に、SVTのSNSアカウントに向けて行われた攻撃。どちらの件も国外からのサイバーアタックで、詳細は明らかにしなかったものの関連する国からの攻撃であり、これまでとは違うレベルのアタックを受けていることを明らかにした。

実際、SVTがセキュリティ全般にかける費用はこの5年で4倍増している。もちろんサーバー攻撃からSVTのネットワークを守るための費用も増大しているが、その他にジャーナリストや関係者の身の安全を守るための費用も大きく増えているそうだ。

どのメディアのどのジャーナリストが何を報道しているのか? 危険に身を晒してきちんとした報道を行ってくれる(と私が信じる)人たちに敬意を払いつつ、これからもニュースを追っていこう。

SVTのCEOが発言「サイバー攻撃は民主主義への脅威だ」

© Hiromi Blomberg 2023