従業員による雇用者評価アンケートで高得点をマークしたスコーネのフォーボー市では、職員はトレーニングの時間を就業時間とすることができる。
スウェーデンの職場では以前から、健康手当としてジムの会員費などを負担してくれるところがほとんど。そこからさらに一歩踏み込んで、最近目立つのは具体的に体を動かす時間を勤務時間の一部として組み込む流れだ。
トレーニングにより仕事の効率も上がるが、人事担当者は病欠が減る効果にも注目している(ファクトフルネスの具体的な数字を示すやり方でなくて恐縮だが、スウェーデンでは長期病欠者が多いように思う。長く休まなくていけない状況のときも仕事をやめなくてもいいこととも関連していると思うけれど)。
体を動かすことと健康、さらには集中力が高まり仕事の効率が上がる、というこの関連性は、すでに個々人のウェルビーイングの領域を超えて、社会的コストや組織の競争力の領域で論じられる段階に入ってきたようだ。
そういえば、日本には職場でもラジオ体操という素晴らしい伝統がありましたね。
ちょっと脈拍が上がる程度の運動を週を2,3回するといいということらしいので、ラジオ体操もぜひ力いっぱいされてください!