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ワクチン接種予約のデジタル・デバイド

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高齢者でも、スマホやスマホアプリを難なく使いこなす人が多いスウェーデンでも対象者が80歳台、90歳代となってくるとやはりデジタル化率は低くなる。

目下進行中の新型コロナのワクチン接種の予約は、スウェーデンで広く普及しているBank−IDという個人認証アプリでの本人確認が必要となる。

上のグラフは年代別のBank-IDアプリの普及率をみたものだが、やはり日本でいう後期高齢者の年代にはいってくると普及率はかなり低くなる。そして子どもや孫たちに教えてもらうと普段は難なく新しいアプリを使いこなせるような人であっても、今は若い人たちと会うこと自体が難しい。

ストックホルム郊外のソーデルテリエのローカルニュースでは、Bank−IDを使っていないのにワクチンを受けることができたアルネさんが取り上げられていた。アルネさんの「運転免許証で本人確認できるのに、Bank-IDが必須なんておかしいでしょ」というコメントは紹介されていたが、アルネさんがどのようにしてワクチン接種の予約したのか、その詳細の説明は残念ながらこのニュースからはわからなかった。

使っていない人の予約は一体どうなっているのだろう🤔

ワクチン接種予約でデジタル化の負の影響が目に見える(SVT)

71歳のアルネさん、Bank−IDなしで最初のワクチン接種を受ける(SVT)

© Hiromi Blomberg 2023