医療と教育の担い手が足りない
スウェーデンのハローワークである雇用サービス局(Arbetsförmedlingen)の予想では、現在の状況に大きな変化なく続けば、主に医療と教育の分野で5年後の2024年には10万人の人手不足に陥る。
また、ITや福祉関連の仕事では、市場にあった能力を持つ人を確保することが難しくなるだろうと指摘されている。
労働条件を是正し、職業の魅力を伝える
これらの職業にふさわしい職能を持った人を必要な数教育して就業してもらわなければ、医療、教育のサービスレベルは低下し、すでに現場で働いている人たちの負担とストレスはますます増える。
スウェーデンでも他の職業と比べて厳しい条件で働いている看護師や教師の労働条件を変えていかないと状況は乗り切れず、雇用サービス局では労働条件の改善と仕事を魅力的にすることが状況を乗り切る鍵であると訴えている。
この予想レポートの見解がこれから政策にどう反映されていくか、そのスピードと内容を追っていこう。
雇用サービス局が警告「医療分野で人材不足が切迫」(SVT Nyheter)