ランスクローナのガーデン・ショーに行って、隣のミュージアムのおしゃれなカフェでお茶したら、カフェの中で私達より若い人はお店のバイトの子達くらいだった。庭に時間もお金もかけられるのは退職してゆったりしている世代の人たちメインのようだ。
ランスクローナは、昔はハンザ同盟に対抗する勢力をもとうという野心のあった歴史ある街だった。しかし、90年代にはいると地元産業であった造船業が廃れ、お金持ち達は市街地から離れた海沿いのお屋敷に引っ越し、空洞化した市街地のアパートにどんどん増えた移民が住み、中心地の不動産価格が郊外より安いという他の街ではありえない構造になってしまった。
久しぶりにいったら市街地からすぐで、以前は近くの観光地であるヴェーン島に渡るフェリーがでていた区画が、おしゃれなアパートが立ち並ぶエリアに変わっていた。
スウェーデン統計局の最新の不動産価格の統計では、ストックホルムはバブルっぽいのが終わったのか、不動産価格全体も下がり新築マンションが売れなくなってきているそうだ。スコーネの街はそれに比べると元気そう。
急降下のストックホルム。不動産価格が上昇しているのはこの街だ (Svenska Dagbladet)