#metooはスウェーデン社会を変えた。
ムーブメントから1年経って実施された調査で、対象者の65%がそう答えている。具体的なアウトプットとして日本人にもわかることで言えば、今年のノーベル文学賞の授与が中止になったのもその一つ。
実際に自分の行動や日常に変化が起きたと答えた人は女性で23%、男性では14%にとどまったものの、女性の80%と男性の66%は性的被害を通報するなど問題に対する女性の態度が変わったと回答している。
スウェーデンでのムーブメントを束ねているエミー・リッレホーンによると、被害にあった女性たちが語り始めたということが社会的な一番の変化だが、現在は個々人の動きから組織だったものへと変革しており、業界によって歩みは異なるものの、雇用側が新しいルールを作るなど職場でも変革が起きつつあるということだ。
スウェーデンの人気番組『スカヴラン』に伊藤詩織さんが出演して私達が驚いたのは今年の2月。一人ですべてを背負って戦っている感じが本当に痛々しかった。
そういえば、ノーベル文学賞中止騒ぎへとつながるスウェーデンアカデミーに関わる「文化人」の告発も、18人の女性が一緒に行ったものだったな。
過半数のスウェーデン人はmetooは変革を起こしたと認識 (SVT Nyheter)