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ハンモックでゆらぐ眠りが脳にいい

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夏のスウェーデンで庭のあるおうちに遊びにいくと、涼しげな木陰にハンモックを吊るしてあることがよくあります。小さなお子さんのいるところだと、家の中にハンモックがあることも結構ある。

夏休み中の人が多いだろう今日も天気はよさそうだし、きっとスウェーデンのあちこちでハンモックの心地よい揺れの中、うとうととする人は多いだろうと思います。

リンク先から視聴できるビデオで、ストックホルム大学のストレス研究所で睡眠を研究しているヨン・アクセルソンさんが説明しているのは、睡眠に対して「ゆらぎ」の持つ力。

おだやかな揺れに身を任せると眠りに落ちやすいだけでなく、深く眠れ、覚醒する回数も減る。ゆらぎは、さらには記憶をより定着させる力もあり、物理的なゆれが三半規管などを通して何らかの形で脳波の動きとシンクロするなどの関連があると研究者たちは考えているます。

研究が進めば睡眠障害がある人に向けて揺れるベッドなどで症状を緩和する可能性もあでてくるけれど、今はまだ確証のある大規模な研究成果がでていない段階なのだそう。

日本の電車で気持ちよさそうに寝ている人たちを対象としたらぐっと研究が進んだりしないのでしょうか?電車での眠りも短い時間でグッと深く眠れ記憶も定着し、きっと効率のいい眠りということのようですね。

新学説・揺られながら寝ると記憶が良くなる

追記・イケアではこんなどこでもおけるハンモックも売っているようです。いい感じ!

www.ikea.com

© Hiromi Blomberg 2023