日本の熱海に始まり、ドイツ、ベルギーそして北米や中国などから、次々に送られてくる大雨洪水や森林火災のニュース。
世界各地からの自然災害のニュースを目にすることが日常化してしまっているが、そのニュースに対して信頼する環境科学者が「ショックを受けている」と発言するのを聞くと、こちらも「この人が言うのだから、本当に大変なことが起こっているのだな」とショックを受ける。
ストックホルム大学の環境科学教授で、ドイツのポツダム気候影響研究所の所長のヨハン・ロックストロームは「2021年の現在起きていることは驚くべきことであり、多くの事象は衝撃的である」とSVTのインタビューに答えている。
今いくつかの大陸を襲っている異常気象は、その現象が極端すぎて、地球の気温が数度上がったということだけでは説明することが難しいという。
簡単にいうと、南極の氷河の融解が急激に進んでいることで、それがジェットストリームに影響を及ぼして気圧の谷が一箇所に留まってしまうことが増えてきているということらしい。
異常気象のニュースはこれからも止みそうにない。