最近のH&Mの動向と比較する形で、ドイツの衣料大手Zalandoがフィンランドの繊維リサイクル企業のInfinited Fiber Companyに投資を決めた話がニュースになっていた。
Infinited Fiber Companyはセルロース系の原料から「Infinna」と名付けられた新しい繊維を作り出す技術を持つ。Innfinaは既に実用化されていて、H&MグループのWeekdayは今年の始めにInfinnaを使用したジーンズを発表している。
Zalandoの投資は、H&Mのの投資部門会社のColabが主導したInfinited Fiber Companyへの3000万ユーロ(約37億円)の大型投資ラウンドの一部をなすもの。このラウンドにはアディダスや、またVero Moda、Jack & Jonesといったブランドを所有するDanish Bestseller社も参加しており、集められたお金は新工場の建設に当てられる。
Zalandoは2023年までに少なくとも5000満点のファッションアイテムの寿命を伸ばすというサステナビリティ目標を持っており、Infinited Fiber Companyへの投資でサステイナブル繊維の調達を抑えることは、この目標達成のための重要なステップとなる。
スウェーデンにはInfinited Fiber Companyと同様の技術を誇るRenewcell社がある。H&Mを二番目に大きい株主として持つRenewcellは、現在2つめの工場をスウェーデン中部に建設中。今後はこのようなリサイクルの向上が北欧に増えてきそうな感じだ。
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