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若者で増える軍人志望

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今か今かと待ち構えるのではなく、一日忙しく過ごしていたらいつの間にかマグダレーナ・アンデションが無事(?)スウェーデン首相に選出されていた。よかったのだが、盛大に喜ぶ機会を逸したよね、やはり。

彼女がこれから取り組まないといけないことは多々あるが、中でも増え続けるギャング団による犯罪や発砲事件にどう対処するかは、敵対する右派陣営が最重要視する課題でもあり注目が集まりそうだ。

現時点ではスウェーデンでは警察官が足りないとよく言われるが、そんな中、軍人になることを志望する若者が増えていることが報道されていた。

スウェーデン政府は世界の情勢に鑑みて、総防衛力を2030年までに3万人増強することを発表している。若者の間で軍人志望が増えているのは、パンデミックの影響で職探しが難しくなっていることも影響しているようだ。

去年スウェーデン国防軍の将校養成コースで勉強を始めた人は750名。これは過去10年間でもっとも多く、また同年、5000人が徴兵による基礎訓練コースに参加した。

ダーゲンス・ニュヘテルの取材に答えていた訓練に参加している19歳のヨアキム・フォークさんは、父親が徴兵に応じていたので自分も経験したいと思ったこと、また国防軍はSNSをうまく使っているので、軍隊に興味を持つ若者が自分の周囲でも増えていると話す。

年々防衛費を増やし、軍備を強化するスウェーデンの目標は、戦争などの危険が勃発した時に国際的な支援が到着しなくても3ヶ月間は自国だけで防衛できる体制を確立すること。特に氷が溶けつつある北極圏は軍事的には熱くなっている地域だ。

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温暖化が進むとはいっても、スウェーデンの最北部ではこの日曜日に11月の気温としては1980年来では最低値のマイナス37.4度を記録した。そんな寒さの中の軍事訓練の厳しさも並でもないと思うのだが、その厳しさの中で自分を試してみたいと思う人も多いようだ。

解説・最初の大仕事は力強い内閣つくり(SVT)

軍隊で働くことを選ぶ若者が増えている(ダーゲンス・ニュヘテル)

超寒波・11月の気温としては1980年以降最低を記録(アフトンブラーデット)

© Hiromi Blomberg 2022