swelog ニュースで語るスウェーデン

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「風邪をひいたらオミクロンと思え」

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とラジオで話していたのは、ダンデリュド広域病院の上級医師で、ストックホルム医師会の会長を務めるヨハン・ステューリュッド。すごい勢いで感染拡大している今、PCR検査の待ち時間も長くなっている状況に「風邪を引いた人は基本的にオミクロンに感染していると思って、少なくとも1週間は家で自己隔離して過ごすように」と促す。

先週の一週間でスウェーデンで検査を受けた人は41万4394人。そのうち約3分の1が陽性だった。増え続ける検査依頼で待ち時間は長くなり、検査ラボには相当な負担が掛かっている。

また社会保険庁によると、目下スウェーデンでは、病欠率が過去最高のレベルとなっている。さらに子どもたちの看護のために休むことのできる看護休暇を取る人も、昨年と比べても2倍程度の高レベルで、先週だけでも9万人近くの人が申請した。

看護休暇でオフィス閑散の2月 - swelog 

さらには感染者手当(Smittbärarpenning)の申請もこれまでになかったレベルとなっている。これは同居の家族に新型コロナへの感染が確認された場合、症状の有無に関わらず、感染がわかった日から7日間自宅で待機するとルールを補完する制度で、自宅では仕事ができず、欠勤しないといけない人には保障がでる制度だ。

公衆衛生庁の最新の予測では、スウェーデンでの感染拡大のピークは1月末にくるとされている。例年なら、インフルエンザや風邪で看護休暇で休む人が増えるのは2月なのだが、さて、今年はどうなるのかな?

上級医師コメント「風邪を引いたのなら、それはオミクロン」(アフトンブラーデット)

オミクロンで病欠者数が記録的なレベルに(SVT)

 

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しかし、検査のキャパがまわらないから検査しなくても家にいてね、というのはわかるような気がするのだが、検査して陽性となると入院させられてしまうので、検査したくない人が多い日本の状況(新型コロナ 厳しい制限が生む検査拒否と不平等 )はどうにかならないのかな? と思う。

みんながみんな、風邪程度の症状で済むのならそれでもいいのかもしれないけど、中には重症化する人もいるよね…… この毎日新聞の記事では「発熱などの体調不良があったと答えた82人のうち、62%が仕事に行っていた」というアンケート調査結果が紹介されていた。

みんな、コロナに感染して白い目で見られたくない、迷惑をかけたくないと思う善良な人たちだと思うのだけれど、病欠者や看護休暇者がどんどん出ても、一応スウェーデンでは社会は回っています、とお伝えしたい、もちろん医療や教育の現場など大変なところは多いが、みんなもっと休めるようになるといいなと思います。

© Hiromi Blomberg 2022