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規制解除でパンデミックは新たな段階へ

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来週の水曜日、2月9日からスウェーデンでも新型コロナウイルス関連のもろもろの規制が全廃されることになったが、公衆衛生庁のアンデシュ・テグネル(久しぶりだ!)は「規制が解除されるからといって、パンデミックが終わったわけではない」と説明する。テグネルによると、パンデミックは新たな段階へと移ったのであり、社会にはこれまでとは異なる形での負担は残るという。

スウェーデンでは現在2109人が病院で手当を受けており、先週との比較で7.5%増えている。また昨年末最終週と、年明け2週目で比較すると増加率は40%となっているが、これからはピークアウトすると考えられている。

先週はPCR検査を受けた人の約半数が陽性だったが、ワクチン接種を受けていない人の間でも緊急治療室で手当を受ける人の割合は減っており、これはオミクロンでは重篤な事態に陥る可能性は低いということを表しているそうだ。

死者数は今もまた増えているが、死亡率は前回までとは違いほとんど上がっていないというようなことから、2月9日以降は、スウェーデンでもCovid-19は社会的に危険な感染症とは分類されなくなり、検査をする必要もなくなる。

今後も病気になった人はこれまで通り家からでないことが鉄則で、ワクチンを受けていない人は特に注意が必要だが、通常はこれからはリモートワークをする必要もない。

昨日の午前中に政府から上記内容と同様の発表があってから、旅行会社への予約が殺到している。大手のVingでは、この夏の予約が去年と比べて300%増えた状況だ。

これからもコロナで亡くなる人もまだまだいるだろうし、高熱などの症状で苦しむ人も多いだろうけど、医療機関の対応が逼迫する状況には今後は陥らないという判断のよう。インフルエンザや普通の風邪でも亡くなったりしんどい思いをする人がいるけれど、特に取り沙汰されないのと同様の扱いに、今後はコロナもなるということかな。

テグネル談「パンデミックは新たな段階へ」(SVT)

© Hiromi Blomberg 2022