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コロナ感染後の続く息苦しさ

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昨日の街中でも、マスクをした人を数名みかけたし、(コロナか、インフルエンザかはたまた普通の風邪なのかわからないけど)病欠や看護休暇で仕事を休んでいる人は、私の働く会社でもちらほらいるものの、2月9日からコロナ関係の規制や要請がなくなってからは、多くの人が違う心持ちで暮らしているような今日この頃。

そんな中でもコロナに感染した後の後遺症に苦しむ人も多く、2年経っても息苦しさで辛い毎日を送っている人に関するレポートを見た。

新型コロナウイルスが拡大し始めたごく初期に感染したルイーズさんは、今も肺の中に空気が入っていかないように感じ、もどかしさと息苦しさの中で暮らす。毎日、症状は午後に悪化し、夜は寝ていると息が止まるような感覚と一緒に目が覚める。

病院で処方された呼吸トレーニング用の道具を使って熱心に改善に取り組んだが、効果はなく、とても辛い毎日を送っており、頭もまともに働かず何かよい薬でもできないかと今はそれだけが望みだ。

ストックホルムのHuddingeのカロリンスカ大学病院は、ポストコロナの症状に悩む患者を受け付けているが、今では診察を待っている人の数が400人を超えた。この外来で、今医者に会うことのできた人たちは去年の8月から受診を待っていた人たちである。今でも各地の診療所から毎週20名程度の人が送られてくるそうで、患者の中で多いのは、30歳から60歳ぐらいの、それまでは健康的な生活を送ってきた女性だそう。

オミクロンでこのポストコロナの症状に悩む人の数がどうなるかは、まだわからないが、今コロナ後遺症で治療を受けている人たちの多くは、発病していた時には病院の世話などにはならなかった人がほどんどだったそう。

Covid-19の感染した人のうち、どれくらいの割合の人が後遺症に悩んでいるのかは、はっきしないということだが、国際的な研究の中には、感染者のおよそ10〜30%程度の人が、感染から3ヶ月後もなんらかの症状があるとしたものもあると、Huddingeの医師が説明している。

「何らかの症状」の中には、疲労感、呼吸の困難、集中力や記憶力の減退、動機や安静時の脈拍の上昇、匂いや味の感覚の変化、などが含まれる。

そういえば最近おそらくはオミクロンにかかって、熱や咳などは大したことなくても、疲労感がひどかったと言っていた人が、私の周りにも何人かいたな。幸い、今はみなさん元気そうだけど。

ルイーズさん「息が止まる、と目が覚める」(SVT)

Huddingeのコロナ後遺症外来に長蛇の列(SVT)

コロナ後遺症の息苦しさの解決を目指す新研究(SVT)

© Hiromi Blomberg 2023