swelog ニュースで語るスウェーデン

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”尿からビール”

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「尿からビール」というタイトルの記事があったので、どうやって尿からビールを作るのだろう? と気になっていたのだが、戦争や事件のニュースでなかなか読めなかった。先程やっとこの記事に目を通したら、なんのことはない、尿から粉末の肥料を作って、それで大麦を育て、その大麦でビールをつくるという研究だった。

研究者は「人々が尿を再利用するというコンセプトに肯定的になってきている」とコメントしていたのだが、「なんだ、人尿を肥料として使うなんて当たり前のことじゃないのか」と思った私の感覚の方がおかしいのか?

この研究では尿だけ集めることのできるトイレを使用する。集めた尿は乾燥させて粉々にし、そのパウダー状の尿を肥料として使い作物を育てる。200リットルの尿から数キロの肥料ができる(このあたりがこの研究の新しいところなのか?)

ウプサラのSLU(スウェーデン農科大学)の研究者のプリトヴィ・シンハさんは「廃水に対する考え方を変え、どのように廃水を管理し、持続可能な方法で植物を栽培するかに関する画期的な研究」だと説明する。この研究では昨年は数千リットルの尿を集め、今年の夏は3万から5万リットル、そしてその後は10万リットルの尿を集める計画だ。

プロジェクトの課題のひとつとしてあげられていたのは、この方法で尿を集めるためには男性も座って放尿する必要があること。ほぅ、世の中のすべての男性が座っておしっこするようになれば、戦争がなくなったりしないのだろうか? 誰がこちらの研究もしてくれないか?

ウプサラの研究者・こうして尿はビールになるし、他にも利用できる(SVT)

尿が肥料になるまで(SVT)

© Hiromi Blomberg 2022