swelog ニュースで語るスウェーデン

スウェーデンの気になるニュースを毎日伝えるブログです

消える図書館、減る文化予算

SVTの調査では、回答を寄せたスウェーデンのコミューン(市町村)の半数以上が2024年には文化予算を削減する予定であることがわかった。本来ならインフレに合わせて文化予算も増額しなければならないが、それが可能だと回答したのはわずか9%。

多くのコミューンでは図書館を閉鎖したり、営業時間を短縮したり、また文化的活動を行っている様々な団体への助成金が削減される予定。政府は国から地方自治体への補助金を増加させているが、これもインフレにより相殺されてしまっているだけで効力がでていないとSVTのニュースは伝えている。

記事ではイェーブレやウプサラなどの街では、一部の図書館が完全に閉鎖されたと書かれている。同じ記事の最後の方には小さな字でもっと恐ろしいことが書かれていて、同調査で、回答を寄せた215のコミューン(全国のコミューンの74%に相当)の65%は高齢者ケアでも、そして61%は学校など教育分野でも予算を削減するとなっている。減るのは文化予算だけじゃないんだな。

コミューンで文化の危機・2024年には半数以上のコミューンで予算削減(SVT)

© Hiromi Blomberg 2023