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親はSNS上で子どもの権利をきちんと守っているのか?

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トイレに座っている3歳の子どもの写真をインスタグラムに上げることは、子どものプライバシーの侵害に当たるのか? 子どもが泣き叫んでいる写真をシェアすることは児童虐待ではないのか? またインフルエンサーが自分の子どもと一緒の画像をアップすることで収入を得た場合、その子どもは働いているのか、どうなのか?

自分と子どもの画像・映像をSNS上でシェアする親たちの行動に、子どものプライバシーや労働問題上の問題はないのかの観点から「シェア文化の背後にある法律」という報告書をまとめたのは、弁護士のアディーナ・シルト・ギリオンさん。

彼女は、おそらくはほとんどの親は自分の子どもを傷つけたり子どもの権利を侵害するするつもりはないだろうが、簡単に画像をシェアしてしまう前に、それが子どもの権利を侵害していないかよく考えないといけないと言う。

スウェーデンではまだあまり事例がないが、例えばノルウェーでは、親権を争っている最中の母親がそのことをフェイスブックの非公開グループで共有したことろ、子どものプライバシーを侵害したと有罪判決を受けたし、フランスではインフルエンサーの親たちが自分のの子どもと一緒に撮影した動画で収入を得たような場合は、その子どもは児童労働に従事したとする法律が既に制定されている。

シルト・ギリオンさんはスウェーデンでも政府はこの問題をもっとよく調査し、ガイドラインなどをだすことが求められていると言う。ケニアでは、最高裁判所が子どものプライバシーは、国連の子どもの権利条約で保護されているとの判決を下した例もある。

子どもは独立したちゃんとした別の人格ですから、親の好きなようにしてはいけないのはもちろんだけど、私が一番気になったのはこれですかね。”インフルエンサーが自分の子どもと一緒の画像をアップすることで収入を得た場合、その子どもは働いているのか、どうなのか?” ちゃんと子どもの分を別にして子どもの収入として貯金するとかしてあげてくださいね。

報告書・親の撮った子どもの画像が虐待と判断される可能性がある(SVT)

© Hiromi Blomberg 2023