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「無報酬の家事」の現在

以前「名もなき家事をスウェーデンから考える」という記事を書いたことがある。これは各家庭でどのように家事を分担しているかを把握できるスウェーデンのチェックリストの紹介と「無報酬の家事」をする人が家庭内で偏ると、年金などの面で夫婦の間で格差が広がることが問題視されていることについて触れたものだった。

スウェーデン側は家事だけではなく、こちらでよく使われる言い方だが「所得を伴う仕事」「所得を伴わない仕事」の両方がリストアップされており、かつ「実際に実施するタスク」以外にも「ニーズを把握」したり「実行計画をつくる」タスクの重要性が強調されている

「名もなき家事」をスウェーデンから考える - MIRAI Office in Sweden

そして今回、スウェーデン中央統計庁は、新しい「TID(時間)」という調査で、家庭内の「無報酬の仕事」がどのように行われているのを細かく調べた。報告書によると、女性は食事の準備や後片付けに多くの時間を費やし、男性は自動車の整備や家計の管理に時間を割いていることが確認された。

調査は同じ世帯内での時間の使い方を比較するものではなく、18歳以上の1万8千人を対象として、そのうちの31,7%から回答が寄せられたもの。同様の調査は過去にも行われたことがあるが、今回は政府の依頼により「無報酬の家事労働」に焦点を当てた調査となった。

報告書では、家庭内の仕事を、炊事、掃除、洗濯といった「家事」、庭仕事、家の修理や車の整備などの「メンテナンス作業」、子どもや他の人の世話を焼いたり、一緒に何か活動したり、勉強を手伝ったりする「ケア」のための時間といった分類を行っており、女性は男性よりも家事にかける時間が多く、男性は家や車のメンテナンスにかける時間が女性よりも多いという傾向があった。

報告書はこちらで公開されているが、これによると女性が料理に費やす時間は一日平均1時間24分、男性は1時間弱となっており、これなんだかすごく多いような気がするのですが、週末も含めて考えると私も夫も実際はこれくらいの時間掛けてるのかな? 

新しい報告書・男女別に家事に費やしている時間(SVT)

© Hiromi Blomberg 2022