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除草剤がエコな家庭菜園へ混入して作物を打撃

クロピラリドという除草剤が、有機肥料や有機植物栄養剤に混入し、これを使用した家庭菜園家たちのトマトやじゃがいも、豆類などに生育不良の被害を与えていることが昨日大きく報道されていた。

クロピラリド(スウェーデン語の記事ではpyralid)は穀物やナタネの畑で雑草を殺すために農業で使用される農薬のひとつ。難分解性で、家畜の飼料や糞尿に混入し、土壌に残り、さらには液状のオーガニック液状肥料の中にも入っていることが確認されている。

トマトや豆類、じゃがいもやレタス、さらにはレタスなどが特に被害を受けやすく、クロピラリドに侵された植物は葉が丸まって下向きに伸びるなどの影響がでる。収穫量が激減するか、もしくはまったくなくなってしまう。

2020年に家庭菜園家全国協会(FOR)が行った調査では、オーガニック液状肥料11製品のうち10製品でクロピラリドの残留物の混入が確認された。被害を受けたエコ志向の家庭菜園家の規模の大きさは把握できていないが、現在家庭菜園家たちはガーデニングや自然保護の団体、肥料や土壌を販売するメーカーや園芸用品小売チェーンと一緒に、スウェーデンでクロピラリドの使用禁止を訴える活動を行っている。これまでにこの活動に2万5000人以上が署名が集まった。

FORはクロピラリドがEU全体で使用禁止となることを目指して、スウェーデン政府が積極的に働きかけることも望んでいる。クロピラリドの情報については日本の農林水産省のサイトにも情報があった。

クロピラリド関連情報:農林水産省

この報道を受けて、本格的に農業を始めようとしている友人が、雑草の混じった耕作地の写真を昨日アップしていたので、こちらでもシェアしておこうっと。除草剤を使わないと、本来はどこの耕地もこんな感じになるものらしい。

 
 
 
 
 
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スウェーデンでのクロピラリドについてとても詳しいサイトがあったので、こちらのリンクも貼っておきますね。

Allt du behöver veta om pyralider i gödsel och jord - Gröna rader

家庭菜園家たちが作物に影響を与える除草剤の使用禁止を求める(SVT)

© Hiromi Blomberg 2022