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法令がくっきり変えたプラスティックとの付き合い方

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レジ袋税が導入されて1年がたったスウェーデンでは、今レジ袋を買うと大体一枚7クローナ(約90円) 程度する。例えばノルショーピングのスーパーICA Maxiでは、レジでプラスティクのレジ袋の販売は75%減った。

そして去年の7月からレジ袋の有料化が始まった日本でも、レジ袋に関する習慣は確実に変わった。

私は日本では2週間隔離生活だったし、それが終わる頃に今いる京都では緊急事態宣言が発令されたので、近くのスーパーくらいにしか買い物にいっていないが、それでもスーパーのレジ袋を買う人は日本の方が少ないような気がしている。

まったくの感覚的なものでしかないのだが日本の消費者の方が準備周到で、スウェーデンでは忘れてきちゃったので買いました、と感じの人がまだまだ結構いるように思う(日本のレジ袋は一枚5円くらいにも関わらず、だ)。

しかし、スウェーデンでも 、日本でも、レジ袋は減ったが、家庭用のゴミ袋の販売量はぐんと増えている。

さらには、日本のスーパーで見るプラスティックの量には圧倒される。美味しさを追求するため、鮮度を追求するために日進月歩開発されてきたプラスティック包装の進化を、どこでどうやっていわば逆方向に変革していくのかは頭の痛い問題だと思う。

でも、日本でもスウェーデンでも法令ができ施行されれば、行動は変わる。

この先、スウェーデンで検討されているプラスティック関連の法令には以下のようなものがある。

2021年11月・使い捨て製品への課税
ファーストフードなどの使い捨ての容器への課税。(仮に日本で適応するとなれば、お弁当の容器とかもこの範疇に入りそう)。課税対象は全体もしくは一部がプラスティックでできており、一度使ったら捨てられるもの。課税額は、飲み物の容器が5クローナ、食べ物用が7クローナ程度が検討されており、プラスティック含有量が少ないものには税額控除がある。(こちらはコロナ禍の影響で、今年11月の施行が先送りされるかもしれない。目下政府が調査中)

2024年1月・プラスティックを10%以上含むプラスティック製のカップの禁止
ファーストフードやレストランで提供される10%以上プラスティックを含むカップの使用禁止

2025年1月・リサイクルできないパッケージを使った場合の罰金
製造業者が製品を市場で販売するためには、パッケージがリサイクル可能なものであることを保証しなければいけない可能性がある。

2030年・使い捨てプラスティックパッケージへのリサイクル原料使用の義務化
使い捨てのプラスティックパッケージには最低30%のリサイクルプラスティックの使用を求めるもの。食品、医薬品などは対象外。

日本のコンビニ、スーパー、食料品店で販売されるお弁当からでるプラごみが減ったらインパクトあるだろうな! そう言えば、ルンドのスーパーで売っているデリカテッセンの容器は、少し前からみんな紙パッケージになった。変化は身近なところで始まっていたようです。

レジ袋税が導入されて1年。消費者の行動はこう変わった(SVT)

レジ袋税から1年。今後導入される可能性のあるプラスティク禁止令はこれらだ(SVT)

© Hiromi Blomberg 2023